BRIO ビルダー コンストラクションセットを語らせてくれ!

絵本の話ばかりしてきた当ブログだけれども、今回はちょっと趣向を変えて、我が家でヘビーローテション中のおもちゃを紹介したい。

その名も「BRIO(ブリオ) ビルダー コンストラクションセット」。

聞き慣れない名前かもしれない。日本の一般的なおもちゃ売場では、あまり見かけないシリーズだ。

でもこれ、控えめに言って最高のおもちゃである。

もしあなたが、
「子どもに長く遊べる良質なおもちゃを買いたい」
「創造力や手先の器用さを育てたい」
「できればインテリア的にもいい感じであってほしい」
と考えているなら、ブリオのビルダーシリーズはチェック必須である。


BRIOって何者?

まずは「BRIO(ブリオ)」というブランドについて。

ブリオはスウェーデン発の老舗おもちゃメーカー。特に木製レールのおもちゃが有名で、「木の電車」として世界中の親子に愛されている。実は日本でも知る人ぞ知る存在で、子どもが生まれると「レールセット」から入る人も多い。

で、この「ビルダー コンストラクションセット」は、いわば“組み立てるおもちゃ”の部門にあたる。木製パーツ、プラスチックパーツ、ドライバー、レンチ、車輪……といった素材がセットになっており、自分で車やロボット、飛行機、クレーンなどを自由に組み立てられるシリーズだ。

簡単に言えば、「北欧版レゴ+大工ごっこ」といったところ。


子どもがどハマりする理由

我が家で導入したのは娘が4歳になったころ。最初は親が一緒に組み立てながらだったが、半年もすれば自分の発想でどんどんオリジナル作品をつくるようになった。

ハマる理由は色々あると思うが、特に以下の点が大きい。

・ネジを回すという作業が面白い

プラスドライバーでネジを締めていく作業が、子どもにとって新鮮かつ夢中になるポイント。工具のおもちゃは色々あるが、これは「実際に機能する」道具なので、手応えがある。

・構造を考える楽しさ

「これをこう繋げば動く」「ここを伸ばすと倒れにくい」など、まさに構造力学を自然と体験している。設計→組立→失敗→再設計、という流れが日常的に生まれる。

・正解がない

説明書にモデル例はあるが、あくまで「一例」だ。子どもの想像力がそのまま作品になる。レゴと違ってパーツ数が限られているぶん、「何を使って何を表現するか」の発想勝負になるのも面白い。


知育おもちゃとしてのポテンシャルが高い

このおもちゃ、何がいいって、遊びながらいろんな力が育っているところ。

  • 創造力(空想力):ゼロから何かを作るには、発想が不可欠。
  • 論理的思考:どうすれば立つ? 動く? 考える癖がつく。
  • 手先の器用さ:ネジ回しや穴の位置合わせなど、指先をたくさん使う。
  • 集中力:一度ハマると30分でも1時間でも没頭している。
  • 問題解決力:作ったものがうまく動かないとき、自分で直そうとする。

もちろん遊びだから、うまくいかないこともある。でもその失敗が、また次の創造につながっていくのだ。


親にとってのメリットも多い

子どもが集中して遊んでくれるのは、親としてありがたい。
でもそれだけではない。

このシリーズ、見た目がとにかくおしゃれ。ビビッドすぎず、木の風合いが活きていて、部屋に出しっぱなしでもそこまで生活感が出ない。レゴだと細かすぎて掃除が億劫になるが、ブリオはパーツがやや大きめなので散らかっても掃除がしやすい。

さらに、親も一緒に楽しめる。
「あ、ここを伸ばせば可動式になるんじゃない?」
「クレーン車、もっとリアルにしてみよう」
と、気づけば一緒になって夢中に……。
自分が子どもだったら絶対にハマっていただろう、と思う。


日本ではあまり見かけないけれど…

このおもちゃ、海外ではわりとポピュラーなのに、日本ではなぜかあまり店頭に並んでいない。

トイザらスや大型書店のおもちゃコーナーでも、見かけたことはない。基本的にはネット購入が中心。Amazonや楽天でも買えるし、BRIO JAPANの公式サイトからも入手可能。

価格は正直、安くはない(1万円前後)が、耐久性があり、長く遊べることを考えるとコスパは良い。少しずつシリーズを追加していく楽しみもある。


こんな家庭におすすめ!

  • 子どもがレゴやブロックで遊ぶのが好き
  • ごっこ遊びより「作ること」が好き
  • 工具やネジに興味がある
  • 手先を使った遊びを取り入れたい
  • 木のおもちゃが好き
  • 見た目にもこだわりたい

まとめ:これは「買い」のおもちゃです

絵本もいい。でも、おもちゃもまた、子どもの世界を広げてくれる。

ブリオのビルダーシリーズは、その中でも特に「創造する力」を引き出してくれる名作だと思う。

たぶんこのおもちゃは、子どもだけじゃなく、親にとっても
「一緒に遊ぶことの楽しさ」を再発見させてくれる道具になる。

手に取ったことがない方は、ぜひ一度チェックしてみてほしい。

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